40代の転職で不動産を選んでよかった!未経験者が語る理由は好景気

不動産業のイメージを聞かれたら「朝から怒号が飛び交っている職場」と答える40代が多いのではないでしょうか?

ひとくくりに不動産業と言っても、販売事業だけでなく賃貸事業や開発事業もあり、我々の総務人事部門や経理部門も必ずあるので一概に全部が全部パワハラまがいの企業とイメージしてしまうのは非常にもったい。

目次

40代転職で未経験者が就ける不動産業界は好景気

40代転職で未経験者が就ける不動産業界は好景気

不動産業で働く一番の魅力は、その高歩合制に由来。

例えば、建売住宅を1棟売れば50万円上乗せだとか、仲介だったら15%給料に上乗せするとか、実際月収で100万円もらっている営業マンは他の業界に比べ、かなり多いと言えます。

しかし、多くの40代転職者たちがその魅力に惹かれ夢を見てハイリスクハイリターンの不動産業に飛び込んでいきますが、厳しい現実に直面し逃げ出す者が後を絶たないのも現実。

不動産業は、人の出入りが激しく一年中、高い給料や福利厚生をアピールして募集。

入るのも出るのも楽なのが、不動産業の厳しさ。

最近は人材の不足から「契約が取れなくても社員を続けられる」と謳っていますが、実際は3か月売れなければ、自主退職(試用期間退職)を取る企業が多いようです。

不動産業界にチャレンジしてみたいと考えるなら、転職の状況や募集需要等の将来性に関して把握しておきたいですね。

不動産業界に関する現状と将来性について、見ていきましょう。

ここ数年、景気回復が影響を及ぼしオフィスの拡張や移転を考えている企業が増加。

インターネット業界の発展によって、物流拠点の新たな需要が拡がっています。

なにより2020年に東京で開催されるオリンピックの開催を控え、不動産業界全体に注目が集まり不動産企業の求人数も増加傾向。

人口減少による、新しい不動産を必要とする年齢層は減少していますが、不動産業界の仕事は販売だけではなく、マンション管理やリフォーム等既存物件関するフィールドも多いので安定した求人需要はあります。

不動産流通推進センターの『不動産業統計集』の発表では、平成27年度の売上高は39.4兆円。

業種別売上高は全産業で1,431.5兆円、そのうち非製造業は1033.7兆円です。不動産業は全産業の2.8%、非製造業の3.8%を占めており、市場規模40兆円に迫る重要な産業のひとつであるといえます。それぞれの企業規模は、売上高が1兆円を超す一部上場の大企業から、売上高何百万円の小規模な地域密着型の企業まで、多岐にわたっています。

不動産業界の勤務形態 業態や勤務内容それぞれによって違いますが、個人消費者のための物件をメインに扱う企業の勤務内容は、あくまで土日祝が出勤日とされており、定休日は平日です。

基本的に顧客の大半が、仕事が休みな土日にしかサービスを利用できないから。

一方で、法人をターゲットにした企業の場合だと、勤務内容ごとに違いはあるものの原則的に土日祝に休日を設定することができます。

不動産の営業職に就くのであれば、インセンティブ制度が充実しており、成約に伴い大きな利益が発生する不動産業界の仕事は、成果主義にピッタリ合う人にとっては非常に人気の職種です。

既存物件の管理やリフォームに伴う需要は、今後増加する予測がされ、将来的に見ても大規模な求人の減少傾向は見られません。

また、海外からの移住だけでなく、インバウンド事業や短期滞在、シェアハウス等この先拡大が期待できる分野もいくらでもあり、更なる需要増加も期待されます。

40代転職で未経験者が不動産業界に就くなら営業職

40代転職で未経験者が不動産業界に就くなら営業職

一括りにして不動産業とは言っても、職種は多種多様です。

全てを紹介することはできませんが、代表的なものをいくつか紹介していきます。

営業職

不動産業と言えば、営業職を思い浮かべる人が大半ではないでしょうか?

彼らは、賃貸と売買に関する営業を行う部署。主要な業務として物件案内や契約手続、引渡業務があります。

取り扱う物件は新築の戸建住宅やマンションだけでなく、中古物件等様々です。

事務職

受付窓口、電話での応対、契約書等の書類作成、採用人事や総務、経理など不動産会社での事務職。

ExcelやWordのスキルだけでなく、不動産業界独特の知識が欠かせません。

未経験でキャリアチェンジする40代は、事前に猛勉強しておく必要がありますね。

技術職

自社ホームページや物件情報サイトへの入力や情報更新を主に担当。

最近では、住宅探しはインターネットを利用する人がほとんどですから、専任の担当者を置く会社が増えてきています。

しかし、中小企業は私のようなITスキルを持っている総務職に兼任させることも多いのでスキルを磨いておけばメチャクチャ重宝されます。

40代転職で未経験者が不動産業界に就くメリット

40代転職で未経験者が不動産業界に就くメリット

どうしても大きな金額を扱うこととなる不動産業界は特殊なメリットとデメリットが見られます。

大きな達成感

賃貸や売買、投資等々目的は違っていても、不動産業界が取り扱っている物件は1件辺りの売買額が相当の額になり、客からすれば一生に一度レベルの決断を要します。

営業マンであれば、決断するその瞬間立ち会うことができるので、不動産を賃貸もしくは販売出来たシーンや、客に喜ばれてた場合は大きな達成感と喜びを感じ取れる。

若くても出世できる

不動産業界は、完全実力主義で評価されやすい業界と考えられています。

このため、年齢が若く業界未経験であっても、結果を出すことができれば評価され、出世できる可能性。

また、社長や経営陣も若年層である場合が普通で、若いうちに責任のある仕事を成し遂げたい人は結果を出せる業界だと言えます。 

40代転職で未経験者が不動産業界に就くデメリット

40代転職で未経験者が不動産業界に就くデメリット

どちらかと言えば不動産業界に就く場合、デメリットの方が気になるのではないでしょうか?

景気に影響される

不動産業界は取り扱っている物件が高い金額のため、景気の影響を受けてしまいます。

不景気になれば企業だけに限らず、一般家庭も支出をセーブするため取引案件が減少します。

一方で、めったに機会はやってきませんが、消費税の増税前や不動産に影響する税制改正前には、必ずと言っていいほど不動産業界は滑り込み需要が発生し好景気につながります。

責任が重くプレッシャーを抱える

不動産は数千万円から数億円を超す物件を担当するケースも珍しくなく、また契約に至る迄の流れが考えている以上に長期間及びます。

それ故に「ここまで労力と時間を費やしたのに、契約できなかったらどうしたらよいか」とストレスやプレッシャーに襲われ、精神的に病んでしまう人もいらっしゃいます。

40代転職で未経験者が不動産業界に就くなら資格取得

40代転職で未経験者が不動産業界に就くなら資格取得

不動産業界で転職を検討する場合に、持っておくと為になる業界特有のポイントを見ていきましょう。

未経験でもチャレンジしやすい

不動産業界は、生活に密接に関連している商品を販売する業界ですよね?

その中でも、個人が対象の賃貸不動産の営業と仲介業務は、経験がない状態で不動産業界に転職をしようか考えている40代でも、チャレンジしやすい職種と言えます。

あなた自身にマンションを買った経験があれば、入居から退去までのやり方や説明しなければならない項目等が大体理解できるでしょうから、割と早い段階で業務に慣れることができます。

以前、私と同時期にリストラされた財務担当部長が、未経験で不動産業界に飛び込んで成功を収めた話をしましたが未経験でも上手くハマるとやっていける業界。

人見知りせず、聞き上手だったりするとイイかもしれませんね。

体育会系の職場が多い

不動産業界は基本的に、体育会系のノリが横行する職場が大半を占めると言われています。

中でも、一般住居や土地建物の販売会社においていは、一定以上の売上目標を与えられノルマを成し遂げることが必須。

加えて、扱っている商品の金額が高額であるため、必然的に客から営業に対する要望も大きくなりプレッシャーがどんどん蓄積されていきます。

このように、様々な困難を乗り越え、実績の積み重ねを繰り返すことで、ノルマを達成し給与に反映され自身の成長にも繋がります。

資格があると有利

資格や特別なスキルを持っていない40代でも転職可能な業界ですが、不動産に関する資格を持っていれば多少なりとも有利な条件で転職できたケースも報告されています。

不動産業界に転職するのであれば、宅地建物取引士・管理業務主任者・不動産鑑定士を持っていれば面接でのアピール材料になります。

また、業界の人手不足を懸念してか、転職後に資格取得を積極的に支援している企業も少なくありません。

どうしても転職するまで資格取得に至らなかった場合でも、面接で資格取得に向けて勉強中である旨を示せば好印象を与えられそうですね。

40代で未知なる領域にチャレンジすることは、多少なりとも情に訴えることに繋がりますから私が採用官なら高く評価しますよ。

40代転職で未経験者が不動産業界を選ぶ理由は好景気

最後に要点をまとめますので、参考にしてください。

  • 個人向けの販売職に就く場合は、ハイリスクハイリターン
  • 法人営業や、間接部門であれば土日祝も休みで安定している
  • ITスキルを持っていれば重宝される
  • 未経験で転職しても、ハマれば楽しい
  • 間違いなく体育会系のノリが横行

40代未経験でも、私の元上司のようにハマれば1,000万円クラスに化けますし、逆に体育会系のノリについていけなければ辛い職場になるかもしれませんね。

よく考えてから不動産業界への転職を果たしてくださいね。

転職支援をしている斎藤でした。

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