「 ブラック企業に入社してしまったけど、どうする俺? 」2年前、私は転職サイトで見つけた大阪の某中小企業に入社してしまい、こう呟いていました。面接時には気付かなかったのですが、その企業は超体育会系で、社長や部長の咤が激しく、前任者が7人も短期間で離職している事実が判明したのです。しかも、そのうち数人は耳に障害が残ったり、半分うつになった人もいたという…

「 ブラック企業に入社してしまいましたが、報復が怖くて辞められません 」と私のところへ相談に来られる40代の転職者が後を絶ちません。そういう場合、私は「 下手に職歴が残る前に辞めてください 」とアドバイスさせてもらっています。

試用期間内で辞めた場合、あるいは3か月以内で辞めた場合は、職歴にカウントする必要はないと私は考えています。ブラック企業とは、新興産業において若者を大量に採用し、過重または違法労働やパワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業と定義されていました。しかし、最近では「 従業員の人権を踏みにじる行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業 」との使われ方にシフトしています。

もっと簡単に言ってしまえば、「 労働条件が厳しい割りに給料が安い会社 」を指していることが多いようです。また「 違法行為をしている企業 」との意味も含む場合もあるようですが、ここでは除外させていただきます。

ブラック企業を見抜く第一の関門はインターネット

ある企業を名指ししてブラック企業と呼ぶのは、多くの場合インターネットの掲示板やブログ上でしょう。例えば「 人がすぐ辞める 」「 パワハラが横行している 」「 日常的に長時間労働である 」「 実質、休日がない 」など、過酷な労働環境を批判する文脈の中で、実在する企業が名指しされているのです。

口コミサイト大手の転職会議では、日々数百件にもおよぶネガティブな口コミがアップされています。そうした記事を読むと「 なんて過酷な企業なのか 」と思わず憤ってしまいますが、残っている社員たちは希望を持って働いている場合も多々あるのです。

このような場合、入社年数の浅い20代や30代の社員にとっては「 ブラック 」と感じていても、40代以降の管理職にとっては「 ホワイト 」であることも多いようです。昇進すれば当然待遇が上がりますし、高給で休日も普通に取れ、残業も一般並みになるからと言われています。

しかしながら、管理職を目指して切磋琢磨する社員がいる一方で、その競争から脱落してしまう人もいます。今の日本においては、どちらかといえば、多くの脱落した人の方がクローズアップされてしまう傾向が強いでしょう。

もちろん、正真正銘のブラック企業も存在します。それは本来の意味通りの「 社員を使い捨てにする会社 」です。数年で辞めさせる前提で雇うという劣悪な場合も報告されています。入社前にそのような企業を見極める方法はあるのでしょうか?

私はあえて応募の段階でブラック企業かどうかを確認したり、避けたりする必要はないと考えています。「 入社した人が大量に辞める会社 」でも、違う面から見れば「 出世が早い 」という長所を持ち合わせている場合もあります。中には、あえてブラック企業と呼ばれる企業に挑む人もいらっしゃいます。短期間で幹部を目指す40代以降の転職者であれば、狙ってみるのもよいのではないかと考えています。

Green16_tensyoku20141123163911_TP_V4 40代の転職でブラック企業を予兆する3つのサインとは?

ブラック企業かどうかを面接で質問する勇気も必要

Green16_tensyoku20141123163911_TP_V4 40代の転職でブラック企業を予兆する3つのサインとは?とはいうものの、火のない所に煙は立たぬとはよく言ったもので、インターネットなどでその企業を名指しして「 ブラック企業だ 」と告発されているようであれば、念のためその真偽を疑ってみるべきでしょう。

方法としては、面接後半の質問タイムに「 インターネットの掲示板で御社がブラック企業だと書かれていたが、本当でしょうか? 」とストレートに聞いてみるのが効果的です。そして、先方の回答内容と態度を注意深く観察していきます。

先方から「 先代の社長時代はパワハラが横行していたが、今の社長は労働基準法を遵守している 」「 確かに離職率は高いほうだが、法は犯していない 」などの回答が返ってくるようであれば、まずは信用していいと考えています。

反対に「 そんなウワサ気にする必要はありませんよ 」とか「 誰からそんな話を聞いたんだ 」と怒り出したりするようなら、そのウワサは真実である可能性は極めて高くなります。質問をされて、相手が不機嫌そうな態度になるのも見逃してはいけません。

会社の信用に関わる事象について、堂々と反論できないのは何か理由があります。これが一つのブラック企業の見分け方です。以上のチェック項目を考慮し、散々悩んだ末に入社しても、実際の職場にがっかりするポイントは存在します。

・上司の性格。主にパワハラ、モラハラなど
・同僚の性格。いじめ、金銭の強要など
・長時間労働やサービス残業。雇用条件通知書との乖離
・宗教の強要。昇進には宗教グッツの購入が条件など
・自社商品の購入ノルマ。売上達成のための自爆営業
・トイレが男女共用。男子ロッカールームがない

これらの項目は、簡単には改善できませんし、労働基準法に抵触しそうでしないという微妙なラインの場合が多いですね。そのため、下手に訴えることができないのが現状です。いずれにせよ、入社してからこれらに該当していると気付いたのならば、大人しく身を引くべきです。

職歴を残さず辞めるなら3か月以内がベスト

ただ、最低でも3日は勤務してみて様子を見るべきです。その次は3週間、最終的には3か月後に判断するのです。40代以降の転職者であれば3か月勤務すれば、だいたい会社の良し悪しが分かるはずです。このような判断の仕方を業界用語で「 3・3・3の法則 」といいます。本来は採用者側から採用された人物を見極める際に使う言葉なのですが、転職者側から見ても同じだと私は考えています。

そもそも何故3か月までなのか疑問に思っているでしょうが、次の転職先に提出する履歴書に、その経歴を書く必要がないからです。もともと試用期間で辞めた場合、それは職務履歴としてカウントする必要はありません。試用期間でなくとも、3か月以内ならば職歴と見なさないと解釈しています。

悪いことは言いません、辞めるなら1日でも早いほうが有利です。私は最悪の場合を想定して、内定が決まってから半年間は転職サイトや転職エージェントのキャリアカウンセラーとは繋がっておくべきと考えています。

最も恐れるべきパターンは、辞める決心がなかなか付かず、4か月や7か月といった中途半端な期間で転職してしまうことです。この場合、次へ転職する際に履歴書から省くわけにもいかず、かえって傷を増やしてしまうことになるのです。


40代の転職ブラック企業を予兆する3つのサインについてまとめてみましたがいかがでしたか?
私が入社してしまったブラック企業は、全てが巧妙に偽装されていたため、気付くのに3日ほどかかってしまいました。それなりに待遇もよく管理職として採用されたため非常に迷いましたが、65日目で辞表を提出しました。

・インターネットの口コミでリサーチしてみる
・ハローワーク求人であれば、窓口で苦情が上がっていないか聞いてみる
・面接の逆質問で直接聞いてみる
・入社後、おかしいなと感じたら3か月以内に退職する(3日・3週間・3か月)

苦労して入社した職場がブラックだった。また地獄のような転職活動をするのかと考えると嗚咽が止まりませんが、この先何十年もその職場で耐え忍ぶことを考えると、突き進めるのではないでしょうか?私も経験者です。気持ちは痛いほど分かりますから。転職支援をしている斉藤でした。

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