年収400万円ダウンした悪夢の転職!40代管理職がまさかの契約社員に

あの二代目バカ社長をどうにかしてくれぇ~って声は、方々からよく聞こえてきますね。

私も同族会社は経験済。

ワンマン社長だけでなく二代目バカ専務がやりたい放題。

製造業なのに、飲食業部門を立ち上げると言い出して聞かない二代目。

まさかそんな稟議が通るわけがないと高を括っていたら、3か月後には飲食店舗がオープンするミラクル。

何のノウハウもないのに立ち上げた飲食部門は、もちろん閑古鳥。

出入りするのは従業員のみという典型的なパターンで、ボーナスをカットして替わりに二代目の店の割引クーポンを支給し始める始末。

当然の如く、私はこの時点でおさらばさせてもらいましたけどね。

ワンマン社長に合わせて仕事するのは心底疲れます。

目次

40代後半の営業部長は社長と反りが合わず転職を開始

40代後半の営業部長は社長と反りが合わず転職を開始

近藤さんは40代後半で、化粧品会社で営業部長として働いて来られました。

海外製品をこれから日本に持ってきて販売する大きな目標を持っている会社。

社長の夢のような営業戦略を実現する力は彼にはなく、地道に商品を育てる製作プランを企画しましたが、一発でヒット商品を当てたい社長の大風呂敷な計画と合うはずがありません。

いつしか「いつ売ってくれるんだ、経費使うだけか?」と彼を追い込むようになりました。

かといって、実質マーケティング担当がいない会社、商品見本やパンフレットもまともに作れずいくらプレゼンしても、「この商品をメインで売る」とはっきりした社長の決定出ず動くに動けなかったのが現状。

退職前、最後に彼は日本上陸の初回商品として「これならローコストローリスクで売れる」と考えていた商品のプレゼンをしましたが、社長からは「それは大手の考え方だね」と言われてしまった。

社長のやりたい方向は薄々見えていましたが、現実的ではなく実行すればかなりのコストがかかる上、消費者の知名度を上げるのに時間がかかるというものでした。

この最後のプレゼンを機に私は退職を決意し、転職することにしました。

動機としてはネガティブなものになりますが、この社長とは組んでもろくなことがないと確信したからです。

転職の手段は「リクナビNEXT」「マイナビ転職」「ハローワーク」をメインに使っていました。

ですが結局は、半年くらい経った頃、知人が声をかけてくれ彼の紹介で転職に至りました。

40代後半の転職では雇用保険がなく収入が途絶え苦労

40代後半の転職では雇用保険がなく収入が途絶え苦労

転職は何度か経験があり、キャリアにも自信があり転職は楽勝でできると高を括っていました。

しかも、何の実績やキャリアもない40代よりはアドバンテージがある、「次もまた部長職だよな」なんて甘い考えで活動を開始。

転職するにあたって、在職期間が短かく雇用保険が出ないことは心配でしたね。

翌月から収入がなくなり、わずかな貯金と妻の稼ぎで暮らしていかなければなりませんでした。

ほとんど妻の給料で生活して肩身が狭く、子供が小さかったのでアルバイトにも行けず転職活動に専念。

顔の広い知人にも恥を忍んで声をかけましたが、そうそう人材募集をしているところはなく、長く辛い転職活動期間。

転職した会社は化粧品会社でしたが、企業発足から10年足らずのベンチャー企業でした。新しい転職先では、給料も場所も保証されておらず業務委託契約として契約しました。

あまり細かく業務の配分は決めておらず、契約社員みたいな感じで働いていました。

業務委託なので毎日出社したり、残業する必要もありませんでしたが、ほぼ毎日出社し10時~18時の勤務。

仕事は、それまでのキャリアが丸々活かせる営業部で、初めのうちは楽しく仕事をしていました。

今まで誰も手をつけていない手間をかければ、売れると予想した小売部門との交渉。

会社は手をかければまだ売れると考えているようでしたが、一回ヒットした商品の寿命は長くても5年くらい。

すでにその商品のブームは、去っていました。

最初の内は、気の合う上司と少しずつ距離を詰めていったのですが、ある程度まで話がまとまると「あとは正社員が責任を持ってやる」といいとこどり。

また、ベンチャー企業は気が短いので、「金を払ってでもドラスティックに改善する」方法を取り、金だけ払ってうまく元を取れない事態も続きました。

結局売上は下がっていき、後日その会社自体が買収されることになります。

40代の転職で収入が800万円から400万円に激減して絶望

40代の転職で収入が800万円から400万円に激減して絶望

転職前の年収は、年俸制で780万円くらいの収入がありました。

次に転職した先では、業務委託契約のお試し期間として(どれくらい使えるのかを見極められる期間)月20万円で契約。

この額で「正社員登用あり」の給料です。3ヶ月ほどして結果を出し、使えると認めてくれたのか、月給は30万円に上がりましたが、それでも前職と比べるとマイナス400万円の差が出てしまいました。

転職で100万円給料を上げることは凄く難しいですが、400万下がるのは楽勝。

それでも正社員に登用されれば、もう少し給料が上がるのではと考え頑張っていました。

年収が激減して困ったことは、家賃を払うと手取りの給料が全部なくなってしまうこと。

わずかな貯金を少しずつ吐き出して、生活費は妻の稼ぎに頼ことになり、毎日肩身の狭い思いをしていました。

また、国民健康保険と地方税も重くのしかかってきたのは、完全に想定外でしたね。

前年度に稼いでいて、稼ぎが低くなったのに税金は高くなる最悪のパターンです。

自営業の場合、サラリーマンと違い控除がなくかなり高い額でりビックリ。

業務委託契約なので形式としては自営業になり、確定申告をしなければなりません。

確定申告の時、ある程度の必要経費は申告しますが、経費が全部落ちるわけでなく、あくまで控除の対象になるだけで家計としては焼け石に水でした。

非正規から正社員になれず転職すべきでなかったと後悔

非正規から正社員になれず転職すべきでなかったと後悔

知人の紹介でもあり、正社員登用予定で契約したので、おそらく半年後には正社員になれるとタカをくくっていましたが、人は増やしたものの売上は頭打ちで結局正社員には登用されませんでした。

また、中途採用者を採用してもすぐに辞めてしまう社風で、この会社も長くは持たないなと感じていました。

契約社員や派遣社員として働いていても、正社員に登用されることはありません。

業務委託契約の業者が、正社員登用ありで採用されたのはそういうケースもある程度だったのだろう。

また、業績が年々下がっていくことも、人件費カットの要因ですね。 今は正社員でも終身雇用が保障されているわけではなく、契約社員やアルバイトよりはかなり優遇されています。

「正社員」にこだわるのであれば、初めから正社員で雇ってもらうことが一番の近道だったと理解しました。

大手の契約社員より、中小企業の正社員の方が安定しています。

私としては非正社員、業務委託契約として転職しても正社員になれる自信はあったのですが、配属された営業部は20代と30代前半しかおらず、50代の私がなじめなかったところが問題だった考えています。

また、業務委託で契約したためにレギュラーの仕事を任されず、イレギュラーの仕事ばかりをこなしていたのも馴染めなかった一因ですね。

委託された業務自体はうまくいくのですが、うまくいきはじめると正社員が担当して、私はまた別の仕事をさせられるという何でも屋みたいな扱いにされたところが評価されなかったのかと考えています。

古くからある会社であれば、40代の社員で構成されており、そういう会社を探すべきだったと反省。

実はその後、再々就職し40代が中心の会社に入社することができました。

社員はみんな大人なので、口のきき方や指導の仕方など社会人としてきちんと接してくれ大変やりやすく仕事をしています。

また機会があれば、その転職の話もさせていただければ幸いです。

40代で突然リストラされた管理人から一言アドバイス

40代で突然リストラされた管理人から一言アドバイス

辛い転職活動を1日でも早く終わらせたいと誰もが考えますよね。

私自身とっくに失業保険が終わって収入が途絶えましたが、正社員にこだわって活動を続けましたよ。

派遣やアルバイトなど非正規社員は世の中ひくてあまたですが、一旦非正規になってしまうとなかなか戻れません。

ですから、最悪の事態になってしまう前に、転職サイトに登録して自分の相場なり業界の動向を把握しておくべき。

気になる求人情報を把握しておくだけでも、雇い止めされてストレスや疲労が限界に達してうつ病になってしまう前に、転職の一手が打てるようになるんですよ。

私は雇い止めされてうつ病になって、選択肢もなく1年間働けなかった過去があります。

マジ辛いですよ。

働きたいのに働けない辛さ、体が思うように動かなくなるんですよ?

基本的に、完全無料で利用できWEB上に履歴書などを登録しておけば、あなたの希望条件に近い求人情報や、あなたの職歴に見合ったプライベートオファーがメールで届くシステムになっています。

転職サイトに登録したら、ウザい広告メールが来ると思っているでしょうが、最新の転職サイトはそれらのメールブロック機能も充実している。

邪魔な情報はブロックして、自分の欲しい情報だけをゲットできるんだったら得にしかならないじゃないですか?

しかも転職サイトには、性格診断や自己分析ツールも充実しているから使わない手はないでしょ?

自分の相場なり、業界の動向を把握しておけば、ハローワークに行って「40代に紹介できる求人はない」とか、転職エージェントに登録拒否されてもショックを受けもダメージを最小限に抑えられます。

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まさか契約社員に!年収400万円ダウンの転職まとめ

最後に要点をまとめておきますので、参考にしてください。

  • ワンマン社長についていけず転職を決意
  • 転職サイトやハローワークを活用したが、なかなか見つからなかった
  • 結局友人のコネで採用された
  • 頑張れば正社員を目指せる契約社員として採用された
  • 年収が780万円から360万円に下がってしまった

コネ入社は非常に楽ですが、待遇に違和感を感じても断りずづらいのが唯一の難点ですね。彼の二の舞にならないように慎重に選んでみてはいかがですか?

転職支援をしている斎藤でした。

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