「 母親の介護が終わったから就職しようと思ったけど、ブランクが長すぎて正社員の口がない 」と小学校以来の親友が嘆いていました。彼は仕方なくアルバイトとして勤務していますが、この歳にして、お先真っ暗と話しています。

私自身、20代最後の年に腰痛で立ち上がれなくなり、倉庫作業員としてのキャリアを終えました。そこから、現在の総務職にたどり着くまで正に紆余曲折を経ました。本当にゼロからホワイトカラー職を目指したため、個人商店のアルバイトで経験を積んで、某道路公団で契約社員として1年半働き、前職の某鉄鋼会社にて紹介予定派遣を経て正社員になりました。

この日本においては職歴にブランクがあることイコール「 何か問題のある人物 」として見られてしまいます。残念ながら、その理由がどうであれ関係ありません。

昔はエリート今は契約社員で年収300万円

私には、非正規社員で働いている学生時代の友人が数人います。今の時点で、非正規社員だけれど以前は彼らも正社員として働いていました。その中の一人N君(41歳)は、契約社員としてビル管理人をしています。元々有名百貨店の正社員でしたが、39歳のとき、早期退職者募集に応募してしまいました。現在、年収わずか260万円のN君は「 こんなことになるなら会社を辞めなきゃよかった 」と未だに悔しい思いをしています。

「 すぐに見つかると考えていた次の仕事はなかなか決まらず、退職から9か月経過した頃にようやく採用されたのが悪名高き不動産の営業だったんよ。一応、正社員として転職できたけれど、ここがとんでもないブラック企業で、達成が困難な容赦ないノルマを課せられ、いつも上司から罵声を浴びていたんだよ 」とN君は振り返る。残業も毎日深夜まで及び、メンタル的に耐えられなくなった彼は8か月という中途半端な職歴を残して辞めてしまったのです。

しかし、短期間で退職したこと、さらに年齢的な問題も加わり、次の職場は見つからなかったのだという。N君は、アルバイトをしながら1年で約80社に履歴書をインターネット経由で送ったけれど全滅でした。「 もちろん、未練はあるけれど、私には妻も子供もいますし、たとえ契約社員でも家族を養うほうが大事だね 」と正社員での転職を諦めてしまったのです。

1年半前から今の会社で働いているが、年収は百貨店時代の半分以下という。当然、ボーナスも退職金も一切出ない。「 家計的には早期退職金の1000万円で住宅ローンの残債の7割は返済行えたし、妻も昨年から派遣社員として働いているのでなんとか生活自体は難しくない。ただ、外食や旅行にはほとんど行けない状態なのが辛い 」という。

また、自分が契約社員との負い目もあり、人付き合いもだんだん変化していったそうです。たまに飲みに行くのは、同じ非正規雇用の社員や失業中の友人がほとんどだという。それ以外の友人や百貨店時代のかつての同僚とは疎遠になってしまったようです。「 今の自分をあまり人に見せたくないという思いが大きい。最近も高校や大学ゼミの同窓会の案内が届きましたが参加は断った。私は、仕事を聞かれて契約社員のビル管理人やっていますって胸を張って言えるほど強い人間ではないからね。 」

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就職氷河期で失敗した40代バイトに未来はある?

一方、大学で同じゼミを専攻していたI君は「 同じ低所得でも正社員の人は、俺より恵まれているのに不平不満を口にする方がほとんどだよな 」と憤る。

食品加工工場でアルバイトとして働くI君(42歳)は40代に入った今でも年収はたったの250万円前後という絶望ぶり。実は彼、大卒ながら20年間、正社員として働いた経験がまったくないのだ。

「 大学時代の就活は、’90年代末頃の就職氷河期と被ったことで失敗してしまった。仕方なく派遣社員として働き始めたんだけれど、20代後半のとき、このままではよくないと思い正社員で働ける仕事を探したんだよ。 」

「 それである飲食チェーンに採用されたはいいけど、配属先の店舗でケアレスミスを連発してしまい、試用期間の3か月でまさかの採用見送りをくらってしまったのさ 」「 その後もリフォーム会社に採用されたこともあったんだけど、ここでは高ノルマに連日の深夜残業、上司のパワハラに耐えかねて試用期間2か月目で自ら退職したよ。

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それ以降は正社員として採用すらされることもなくなったので転職活動を諦め、再び派遣社員として働いてきたんだ 」

ところが、40代になると、「 紹介できる仕事が一切無い 」と派遣社員としての仕事も失ってしまったのです。ここでも正社員を目指して転職活動を行うが年齢と正社員での経験のなさがアダとなり、書類選考すら突破できなくなっていたという。

「 結局のところ、今も同じ非正規雇用なんだけど、身分はアルバイトとさらに落ちてしまった。年収は残業や休日出勤を積極的にこなしていますが派遣社員時代以下で240万円稼ぐのがやっとこささ。けど、会社の経営状態が悪いらしく、今の食品工場の仕事すら失う可能性も考えらるんだ。老後のことを考えると不安でしかなく、それ以前の問題として、老後まで生活を維持できるかどうか未来に絶望しているよ 」

非正規は恥ずかしいという負の感情はとどまることがないようですね。40代ともなれば給料も上がり、若い頃よりも楽できると想定していたのに現実は厳しかったと嘆く声は40代の中高年は意外に多い。昨今、低所得にあえぐ40代が急増中なのです。その理由は出世できない、転職回数が多いなどさまざまです。中年でも稼げない時代が今まさに到来しようとしています。


40代で年収250万円の非正規社員は人生の負け組なのか?についていかがでしたか?

私も、老人ホームで総務職として働いていますと胸を張って言えないのはN君と同じですね。低所得者になってしまったというコンプレックスがそうさせているのかもしれません。N君やI君とは一緒に飲みに行きますが、前職での同僚達とは疎遠になってしまいました。

・軽い気持ちで早期退職制度に応募した40代は落ちぶれてしまう傾向にある
・正社員として働いてこなかった40代の非正規は、正社員としての転職が絶望的

一般的に、非正規から正社員への転向は絶望的ですが、正しい戦略と戦術を使えば何の問題もないと私は考えています。当ホームページを熟読して是非にとも正社員での転職にトライしてみてください。転職支援をしている斉藤でした。

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