「 俺は国家資格を取って未経験の不動産業に飛び込むんだ 」と意気込んでいる40代後半の同僚がいます。

彼が一生懸命勉強していたのが宅地建物取引士いわゆる宅建。

その昔、超難関国家資格に挑戦した経験がある彼にとって宅建は超簡単だったようで、1年程猛勉強して一発で受かってしまいました。そんな彼の日課は、ハローワークインターネットの閲覧。

毎日凝りもせず条件のイイ求人を1年以上もの間探し続けています。

正直言わせてもらいますが、彼の転職活動は永遠に終わることはないでしょう。難関資格を取ったからと言って、50代一歩手前の未経験者を採用するメリットはどこにもありません。

私なら間違いなく資格を持っている20代を採用します。

他社の人事担当も同じことを考えるハズ。それじゃあ、資格を取ったからと言って未経験でも有利に転職できる職種はないのか?と疑問に思うでしょう。

40代が未経験の職種に転職するにあたり有利に働く資格は存在します。

介護福祉士と電気工事士、普通第二種運転免許の3つです。

一般的に40代の転職は資格取得だけでは通用しない

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新卒採用は、実務経験がないため学歴や専攻科目を重視しますが、40代以降の転職では学歴以上に、実務経験で自社にどれだけ貢献してくれる人物か否かが見極められます。

40代以降の転職では、戦力としての技量を確かめられるため、学歴や資格について主張するだけでは、実務面の働きぶりについて懸念を抱かれる可能性が大きいです。

資格については、実務能力の信頼性を示す資格であれば効果的です。分かりやすく言うと、パソコンスキルに対する資格を持っていれば、人事担当者が転職者のテクニックについて理解できるでしょうし、TOEICの点数は語学力について理解できます。

しかし、業務で必要な資格じゃないと、マイナスになる程でなくても、人事担当者は興味を示しません。

つまり、資格を取得していることが業務にどのように役立つのかという点を具体的に示す必要があります。

転職に効果があると考え、資格取得に向けて猛烈に勉強していることを主張する転職者達がいらっしゃいますが、失業期間中の説明であればそれなりの理解を示されることはあるものの、40代以降の転職では、基本的に高い評価を得ることなどできません。

超が付くほどの難関国家資格である税理士や社会保険労務士の資格取得に向け、勉強しているというアピールでは、せっかく採用しても資格取得後、実務経験を積んだだけで独立して辞められてしまうと考えられてしまうのが一般的です。

40代以降の転職では、学歴や資格は、職務能力を示すうえでも補助的なものです。

社会保険労務士の資格があるから、全くの未経験で総務や人事に転職できるかといえば、現実的に見て難しいでしょう。

逆に、未経験であっても前職で人事マネジメントをおこなってきて、労働基準法や社会保険などの社会保険労務士の知識が活かせるというような説明をするのであれば、可能性は高まります。

学歴や資格だけに頼らず、これまでの職務経験から、応募企業で生かせる実務面の強みを積極的にアピールしていきましょう。

40代が資格を取って比較的簡単に転職できる業界および資格3選

40代以降に資格取得を考えるきっかえは、転職の為のスキルアップ・新しい仕事を探し出すための再就職・独立開業の3つではないかと考えています。若い年齢層の間で人気を集めているTOEICや簿記などのメジャーな資格は、職務経験がないビジネスマンにとっての客観的な目安として位置付けられるケースがほとんどです。

一方、40代に必要な資格は、専門性の高いものでかつ、職務経験やスキルと一致すると転職にかなり有効的に働きます。

未経験の職種へ転職するのであれば、資格の狙いどころはそこそこ40代以降の中高年が働いてる割合が高い業界の資格がおすすめです。これは40代以降の中高年でも転職が成功しやすい可能性と、ひとたび取得した資格を長く活かせるという2つの意味があります。

まずは、40代でも資格を持っていれば、比較的簡単に転職できる介護福祉・保安管理職・運輸業の資格を業界別にまとめておきましょう。

  • 介護福祉業
    私が勤務するこの業界は、慢性的な人手不足が起こっているため、資格があれば簡単に転職可能です。職場によっては無資格でも採用してもらえます。どうしても短期間で転職を果たしたい40代にとってはオススメできる業界です。

    介護職員初任者研修
    介護福祉士
    ケアマネージャー
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  • 保安管理職
    こちらも業界全体の人手不足を受けて、経験や年齢を不問とする求人が年々増えている状況にあります。一般的に言って資格を持っていてかつ実務経験があれば有利ですが、保安管理の仕事はさほど未経験者が不利なわけではありません。

    第二種電気工事士
    電験三種(電気主任技術者試験)

  • 運輸業
    TVなどで繰り返し報道されているとおり、ドライバーも極端な人材難の時代がやってくると言われています。タクシー運転手やバスの運転手、長距離トラックドラバーなどが代表格です。
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    普通第二種運転免許

40代は資格ビジネスに頼りすぎると危険

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40代になると、将来の不安から不必要な資格を取得してしまう場合もあります。

私は30代で腰痛に悩まされ事務職にキャリチェンジした際に、やはり資格に頼ってしまった過去があります。その陰に見え隠れするのが資格試験予備校のビジネスモデルです。

独立開業、一国一城のあるじ、月収50万円など様々なキャッチコピーで予備校では、司法試験や司法書士・行政書士・社会保険労務士などの資格を取得するための講座が開設されており、資格取得を目指すサラリーマンたちが足繁く通っています。

資格予備校の基本的なシステムは、月謝制ではなく全額前払い制あるいは月賦制です。

最初に大金を振り込む必要がありますが、実際に講座が始まるとかなりの人数が最後まで受講することなくフェードアウトしてしまいます。

私が通っていた時も、最初70人ほどいた受講生たちが翌年には20人ほどに減っていました。

資格予備校は、盛んに初心者でも1年で合格できるというキャッチコピーを使い人を集めますが、実際の講座はほとんどが法律に関することですから、物凄く読みにくいです。

普段読む実用本などと比べ物になりませんから、挫折して当然です。

始めたての、テキストやノートがまっさらな時は、よもや自分が数か月後に挫折するなどと思う受験生はひとりもいないはずですが、100人いたら10人が継続でき、実際に受験するのはその半分と言われています。

資格試験のあるあるで、『 1,000時間ルール 』というものがあります。これは、1,000時間勉強して始めてスタートラインに立てるというものですが、1日3時間の勉強をを1年弱続けないと達成できません。

私も国家資格にチャレンジし続けてきましたが、これはかなり苦痛なレベルです。

40代は無駄な資格を狙わないのが無難

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資格ビジネスは、ありとあらゆる様々な資格取得を勧めていますが、そのほとんどが未経験の転職に有利に働くとは思えません。

私の職場でも、医療事務や介護事務などの資格を目にする機会が多いのですが、実際は全く使えません。

介護現場での事務は、基本的に現場の介護福祉士が行います。

介護事務専用要員を雇えるのは、相当な規模の有料老人ホームや特別養護老人ホームですが絶対数は多くありません。万が一採用されたとしても、事務だけやっていれば給料をもらえる職場など皆無です。私も介護現場で総務経理を担当していますが、緊急事態が発生すれば走りますし、目の前で便失禁が起こった場合にも対応せざるを得ない状況下に置かれてします。

介護以外の資格では、ファイナンシャルプランナーやMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士などが、40代以降の転職でオススメされていますが、実際そういう資格を目にしても突き刺さりません。

資格ビジネスが煽ってくるほど資格は有利に働きませんし、案外資格を持っていなくても何とかなってしまいます。

100の資格を持つ女なんてドラマがありますが、逆に資格マニアと思われマイナス要因になってしまうケースもあります。

資格を取得する行為は近道に見えるが…

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国家資格ビジネスが「 資格取得は就活や転職に有利 」と宣伝しますが、未経験職にチャレンジできるのは20代・30代の話です。

間違っても40代は資格ビジネスに惑わされてはいけません!

資格スクールに通って資格取得する暇と努力を持っているのであれば、さっさと転職サイトに登録して、もしもの場合に備えておくべきです。資格はリストラされても何の保証にもなりませんし、会社都合で退職する場合、精神的に追い込まれてしまいます。

更に、アテにしていた資格が実際は役に立たないと知ってしまった日には後悔の念しか残りません。

40代でリストラされた管理人からアドバイス

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繰り返しになりますが、40代中高年は今日順風満帆でも、もしもの時に備えて転職サイトに登録しておいて、自分の相場なり業界の動向を把握しておくべきです。気になる求人情報を把握しておくだけでも、転職と言う選択肢が増え、雇い止めされてストレスや疲労が限界に達してうつ病になってしまう前に、転職という手が打てるようになるんですよ。

私は雇い止めされてうつ病になって、選択肢もなく1年間働けなかった過去があります。マジ辛いですよ。働きたいのに働けない辛さ、体が思うように動かなくなるんですよ?

基本的に、利用するのは完全無料ですし、WEB上に履歴書などを登録しておけば、あなたの希望条件に近い求人情報や、あなたの職歴に見合ったプライベートオファーがメールで届くシステムになっています。

転職サイトに登録したら、ウザい広告メールが来ると思っているでしょうが、最新の転職サイトはそれらのメールブロック機能も充実している。

邪魔な情報はブロックして、自分の欲しい情報だけをゲットできるんだったら得にしかならないじゃないですか?

しかも転職サイトには、性格診断や自己分析ツールも充実しているから使わない手はないでしょ?自分の相場なり、業界の動向を把握しておけば、ハローワークに行って「 40代に紹介できる求人はない 」とか、転職エージェントに登録拒否されてもショックを受けもダメージを最小限に抑えられます。

ガチで40代にお勧めな転職サイトはリクナビNEXTMAX87_guragurasuru20140531_TP_V 40代が資格を取って未経験の職種に転職できるか真剣に考えてみた結果登録しておいて損はありません。

資格を取って未経験の職種に転職できるか考えてみた結果まとめ

40代が資格を取って未経験の職種に転職できるか真剣に考えてみた結果についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
最後に要点をまとめておきますので、参考にしてみてください。

 MAX87_guragurasuru20140531_TP_V 40代が資格を取って未経験の職種に転職できるか真剣に考えてみた結果 40代の転職は資格取得だけでは通用しない
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40代以降の転職において資格取得が有利に働くことはありませんが、人材が極端に不足している業界であればチャンスがあります。短期間での転職を望んでいるのであれば、それらの業界や資格を狙ってみることをオススメします。転職支援をしている斉藤でした。

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