40代の夫が突然のリストラ勧告!睡眠障害になりながら陰で支えた妻の話

世の中の中高年への風当たりがなんだか強いって思いませんか?

未だ戦力になる50代社員もそうでない社員も一纏めに、40代は仕事ができないと揶揄されてのけ者です。

今まで30年余り、会社のため家族のため働いて脂が乗って仕事盛りなのに、何故かリストラされるべき人物に指名されている。

おまけに、加齢臭が臭い近寄らないでと新入社員に言われた日には、お父さん悲しくて仕方がないよと一人居酒屋で愚痴ってしまう。

目次

50代目前の夫が突然リストラされ目の前が真っ暗

50代目前の夫が突然リストラされ目の前が真っ暗

51歳の専業主婦です。

実は私の夫がリストラされた時のエピソードです。

あれは忘れもしない今年の1月の仕事始めの日。

普段は早くても19時ごろ帰宅する夫が突然何の前触れもなしに、お昼間に返ってきたんです。

もちろん、事前にメールも無く私はもうビックリ。

私が「どうしてこんなに早く帰って来たの」と聞くと、「実は突然リストラにあって、昼間で返ってきた。」っていうんです。

はぁ?何言ってるの?って私の頭は大混乱です。「え?!どうして今になって突然!?」と問いただすと「会社の売上が思わしくなく、社長の鶴の一声で50代からリストラしよう的な流れになった」って言うんです。

いやいやうちにはローンもあるし、こないだ見栄を張って新しい外車を買ったばかりじゃない。

私は、ショックすぎて、ただただ呆然と立ち尽くすしかできません。

夫はこのろくでなしな会社にシステムエンジニアとして、8年間頑張って勤めてくれました。

夫は転職組で以前の会社では12年働いてくれましたが、その時も結婚したばかりで娘もお腹に入っていたので大ショックで流産一歩手前。

でもまさか50代になって、この年齢での転職は難しいのに、どうしてうちの夫だけこんなにも不幸なの?って会社の社長や重役さん達を恨みましたね。

そんな不幸な夫ですが、実はそれなりの腕を持っているので、たった1か月で再就職先を見つけてしまったんですが、不幸は続くもので2月から試用期間に入ったのですが4月にまた40代ってだけでリストラされる奇跡が起こったんですよね。

まるで映画かチャップリンの喜劇みたいじゃないですか?

流石にこれにはのんびり屋さんの私もショックで、ご飯ものどを通らない状態に陥ってしまいました。

正直な話、いままでの人生で一番辛かったんじゃないかなってぐらい辛かったなぁ。

お先真っ暗とは、私達夫婦のために作られたんじゃないの?って自虐的になるし買ったばかりのBMWを手放すのは、ご近所の手前恥ずかしいなと見栄っ張りな事ばかり考えていましたね。

もちろん、転がり落ちる夫を更なる悲劇が待っていました。

それから必死になって再就職活動をした夫は、9月になって奇跡的に再々就職先を決めてしまったんです。

どん底に落とされても、めげずに立ち上がってくる私の夫は本当に最高の夫ですよ頑張れパパァ!!負けるなパパァってエールを送るぐらいしかできません。

しかし、またまた衝撃のラスト、いやいや今回はたったの3週間で解雇されてしまった夫。

この時はばかりはもう開いた口がって状態でしたが、不思議なものでリストラされても解雇されても「へぇ、またクビになったんだ」って心のどこかで、どうせまたダメになるんだしって自虐モードの私でしたね。

50代のリストラは8年前に浮気された時より辛い痛み

50代のリストラは8年前に浮気された時より辛い痛み

私の夫が遭遇した奇跡にも近くて、どこからか映画のオファーが来るんじゃない?ってリストラの嵐。

今まで生きてきて、夫に女がいた時はもう別れよう、夫を刺して私も死ぬんだと考えた事件はありました。

でも、お父さんとお母さんが別々になったら、娘たちに申し訳なくてって思いとどまったんですが今回は昼ドラマの主人公になった気分。

だった私達、もうすぐ50代になんですよ?

システムエンジニアは、日々進化するテクノロジーに追い付かなければならないだけでなく新しい技術の習得が命な職業。

技術のアップデートが全てな職種で、大学や専門学校で最新のIT技術を身に付けた若者達と、果ては海外から出稼ぎに来ている精鋭達との壮絶な生き残り合戦。

本来ならば、管理的立場にいるはずの夫ですが、転職歴が多く、やはり一般的なITスキルではなかなか就職は難しいんだなってものありました。

胸が張り裂けそうな痛みと、絶望の中を彷徨っている気分で一杯。

もうリストラはおなか一杯でーす、ありがとうございました!って自虐モード全開の私です。

私達は、これからどうなるんだろう?大学に入学したばかりの娘の学費や生活費はどうすればいいんだろう?何よりも私達の老後資金は大丈夫なの?と、頭の中には不安と焦燥感がめぐりめぐって、いわゆる睡眠障害と食欲不振で鬱病一歩手前まで行きましたが、私が潰れたらダメだって必死に耐えました。

私には娘たちがいるし、なにより頑張って働き口を探し彷徨う夫のために自分で自分を叱咤激励。

娘達には不安を与えたくないから、幸いにも娘たちが独り暮らしを満喫してくれていたお陰で、夫のリストラ話は夫婦だけの秘密で押し通せました。

本当に辛くて、辛くて、頭がおかしくなるのを必死でこらえる毎日です。

私が、精神安定剤も飲まずに正気を保っていたのは、褒めてくれますよね?

私のことはさておき、毎日ハローワークに通う夫を毎日激励するんですよ私が。

「誰か私を激励してくれぇ~」って叫びは届くこともなく、自分の気持ちを整理する間もなく、私はずっと専業主婦でやって来たから夫みたいに稼げないしスキルもない。

何とか夫には頑張ってもらいたいものの、出ていくものは止められないから、買ったばかりの車を売らなきゃならない日が、刻一刻と迫ってきていました。

痛みを忘れるためライターのお仕事で書きまくった

痛みを忘れるためライターのお仕事で書きまくった

夫が1年で3回もリストラや解雇にあったことでボロボロになった私は、車を手放さないためには何をすればいいのか考えました。

私はこの20年ずっと主婦してましたから、パートした経験がありません。

ここに来て、パートの経験もない50代のオバサンを雇ってくれる物珍しい人がいるの?私は、今まで出たこともない世界に出てパートさんデビューするつもりがあるの?ってメチャメチャ悩みましたね。

私がこなせそうな仕事は、お掃除のバイトぐらい?レジ打ちもできるかなぁってインターネットで探してみたり。

近所のファストフードにも私みたいなオバサンいるから、私なんかでも行けるんじゃないの?娘達にどこで楽な仕事にありつけるのか聞いてみようかしらなんて、ずっと悩みが頭の中でグルグル回っていましたね。

そんなどうすることもできない日々が続いていた頃です。、

唯一心を許せる友人が「あなた昔図書部で「作家になるのが夢」って言っていたわよねぇ?在宅ワークなら体験談とか書くだけだからチャレンジしてみたら?在宅なら誰とも会わなくて済むわよ」って助け舟を出してくれたんです。

私はすぐに在宅ワークを、クラウドソーシングのお仕事なら誰でも簡単に稼げるって情報を得たから、信用できそうなサイトに2つほど登録。

もともと、パソコンの立ち上げやブラインドタッチすらよく分からなかった私ですが、今はもうやるしかない!と心に決めました。

最初の私はそれはもうヨチヨチ歩きのひよこさんです、ブラインドタッチをゲームで覚えながら、午後には取り付かれたようにキーボードをたたく日々が始まりました。

もう、一心不乱に書いて書いて書きまくり。

おりゃぁぁーって、勢い余って2万字以上書いたこともあります。

適度な運動とライティングでストレスから解放

適度な運動とライティングでストレスから解放

家事はこれまでのように午前中に終わらせて夫をハローワークへ送り出し。

日課だった昼ドラマやビデオ鑑賞を封印して、午後に空き時間のすべてを使って執筆に集中。

幸いにも、夫には失業保険が出ましたが、少しでも家計の足しになるようお金稼ぎ。

もう、外車のことは諦めよう、それでも家のローンが滞ってしまうのは避けたいから、ほんの少しのポイントを求めてアンケートサイトも登録しまくりましたね。

そんなこんなで無我夢中になっている私は、少しだけですが辛い痛みから解放される気がしました。

私の稼ぎでは小遣い程度でしたが、次第に私に執筆を依頼してくれるクライアントさんも増え月5万円位は稼げるように成長していきました。

書け!私!書くんだ私!って自分で自分を鼓舞してましたね。

こんな出会いから、私はWEBライターとして在宅ワークデビューをはかり、精神的にオカシクナル状態を抜け出したのでした。

ここまで私が成長できたのは、もちろん私に在宅ワークを勧めてくれた親友ですが、それ以上に高校時代から文章を書くことが好きで、いつかどこかでチャンスがあれば作家デビューしてみたい淡い夢を持っていたのが幸いしたようです。

WEBライターのお仕事は、単価が安いので大量に書いて、稼ぐスタイルをとらなければなりませんが、私にとって大量に書く作業は苦ではありません。

あとは、どんなに辛くても前向きに考えるよう心掛けました。

精神的におかしくなったらダメですが、健康体でありさえすればいくらでも仕事は探せます。

でもこれが病気持ちだったら、仕事がしたくてもできない状態に陥ってしまう。

だから五体満足に働ける私は今最高じゃないですか?夫は少しアレですが、家族みんなが健康なのは不幸中の幸いじゃないですか?!いける、私なら絶対いける!と夫にも自分自身にも言い聞かせて前向きな私へと気持ちを無理矢理向けていきました。

ですが、夜になるとガーンと心の痛みが増して、気持ちがズドーンと海底2万メートルまで落ち込みますから、夕食の片づけが終わったら庭で縄跳びや筋トレ・ストレッチを軽くこなして、汗をかくことで発散していきました。

心労が溜まり食欲が失せて一旦は痩せちゃったんですが心労を伴う痩せは体に良くないので、無理やりにでも食べては運動して筋肉もバッチリつけて健康でいなければいけないと改めて実感しました。

それに、適度な運動は睡眠障害や、ストレスを解消できます。夜に運動を始めてから、寝つきがよくなりました。

もしあなたが寝付けずストレスに悩まされているのなら、夜にでも運動をして、ガンガン楽しい音楽を聴いてリラックスしていきましょう。

夫がリストラされて転職にも失敗した主婦まとめ

最後に要点をまとめておきます。

  • リスト1
  • リスト2
  • リスト3
  • リスト4
  • リスト5
万が一の場合に備えて別の収入源を確保しておきませんか?

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