「 なかなか待遇がいい企業に転職できたけど、人間関係が最悪だった。この転職は失敗だね 」と後悔している40代の転職者が私の元へ相談に訪れます。

100社、200社という膨大な単位で応募しまくって、やっと掴んだ内定という幸せ。「 長かった転職活動が終わるんだな 」と思ったのも束の間、予想だにしなかった人間関係やパワハラ、自社製品の買取強制という恐怖が襲ってくる悲劇。

その気持ちは、本当に良く分かります。私自身、40代でリストラされて転職活動をした際、内定をもらた企業にいくつか入社しましたが、本当にとんでもない企業も含まれていました。ある程度は、オーナー企業だから仕方のないことと諦めていましたが、入社してみないと分からないことだってありますよね?面接で訪れた際には気付かなかったことなんて特に…。

あまりにもアリエナイ現実にぶち当たってしまったときは、思い切って身を引いてみるのが得策です。

40代は労働環境や将来性を二の次とするべし

MAX85_burankodekodoku20140531_TP_V 40代以降の転職は何かを与えることで価値を出すことが重要

40代以降の転職活動は「 これが最後の転職 」という決心で挑む方が多いのではないでしょうか?しかし、失敗したくないという気持ちが強いと、会社の労働環境や将来性だけに目がいってしまい、本当に自分に合う会社なのか疑心暗鬼に陥っていしまいます

労働環境や将来性は、40代以降の転職先を選択するうえで非常に重要なポイントなのですが、この世にあなたの望む完璧な会社など存在しません。何らかの問題点を挙げようと思えば、どんな会社でも挙げられてしまいます。

40歳代以降の転職者は、それらの問題点を認識したうえで自らが変革していく意気込みが必要です。

会社が何を与えてくれるのか?という受け身的な考え方ではなく、これまでの経験を生かして会社に何を与えられるのか?をじっくり考え、採用担当者にアピールしていくべきです。

私も40代前半で同じ境遇に立ったため、この気持ちはよく理解できますが、リストラや業績不振で転職する方は、より安定した会社へ転職したいと思いがちです。

しかし、転職先を自分が安定した会社になるように業績を伸ばしていくんだ!社内改善して職場の環境をよくしていくんだ!という考え方で臨まなければ、また同じ道を歩んでしまうことになってしまいます。

20代・30代の転職者は、福利厚生や研修システムなど、会社から何かを与えられることを重視する傾向が強いのですが、40代以降の転職においても若年層と同様の考え方をしていたのでは、採用担当者は全く優位性を感じることはありません。

40代転職は与えられるのではなく与えることが重要

MAX85_burankodekodoku20140531_TP_V 40代以降の転職は何かを与えることで価値を出すことが重要

20代・30代の若年層と差別化するうえでも与えられることではなく与えることを意識することでアピールするポイントが変わってくるでしょう。

与えられることから与えることへの転換は、志望動機や自己PRで十分に示すことができる最強のスキルです。

「 御社の経営理念に魅力を感じた 」という志望動機では、企業側からしてみれば何ら採用した場合のメリットは感じられません。

ただ、「 御社の経営理念に魅力を感じた中で、これまで培ってきた私の〇〇な経験を生かして△△として貢献したい 」という一文を追加することによって、採用された場合のメリットを超絶アピールすることができるのは事実です。

我々採用担当者は、応募者が何を与えることができるのか?それが企業にとってどれだけのメリットがあるのかという点に注目しています。

応募者視点でのメリットをアピールしただけで、採用担当者が何ら興味を持つことはありません。

40代以降の転職者が提供できるスキルや経験が企業にとって大きなメリットになるのであれば、年齢が高かろうが、転職歴が多かろうが、入社後の存在意義がつくりだせるのです。40代からの転職者は、応募先の企業が求めている人材を十分に考えたうえで、何を与えられるのか?を考えて転職活動に臨んでください。

まだまだ労働基準法を遵守していな企業が多く、中小企業の社長は基本個性的なので、入社して驚くことは多いでしょうが、自分が変えていくんだという意気込みでいけば上手くいきますよ。ただし、周りとの温度差には常に気を付けてください。突っ走り過ぎると孤立して、また転職するハメになってしまいます。

転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤でした。

「 この年齢で未経験ですが、憧れの総務職にキャリアチェンジしたいと思っています。 」転職を機に、意気揚々と未経験の職種にチャレンジする40代はたいがい失敗していきます。

いくつになっても「 未経験 」というキーワードは魅力的ですよ。40歳代でも「 面接確約 」なんてアピールされればついつい食いついてしまいます。100通200通も履歴書類を送って、全て不採用なんて40代以降の転職では、よくある話ですから。

40代になっても未経験でも採用してくれる企業は存在します。しかし、何故20代ではなく40代の中高年を採用するのか?その背景を理解しなければ未経験の職種でやっていくことは難しいと考えるべきです。

40代以降の転職で大切なことは、20代・30代の若年層と違い企業貢献度が採否のポイントです。

40代転職者は「できること」をアピール

MAX85_burankodekodoku20140531_TP_V 40代以降の転職は何かを与えることで価値を出すことが重要

社会人経験が長い40代以降の転職者のなかには、これまでの仕事がマンネリ化しており、受け身で仕事をこなしてきた方もいらっしゃるかと思います。

しかしながら、40代以降の転職者に求められるスキルは、自ら会社の問題点や改善策を考え、実際に行動に移していける人材です。

自分の夢や理想を優先するのではなく、会社のために何ができるか?といった在るべき自分を優先しなければなりません。

20代であれば本来持っている素質や適正を評価し、今後に期待を込める意味合いで採用されることがほとんどでした。しかし、40代以降の転職者に対しては、将来への期待感だけでは興味を持ってくれないのが現実です。

40代の転職者の中には、やる気は20代と変わらないとアピールする方も大勢いらっしゃいます。

しかし残念なことに、企業は40代以降の転職者に対して、10年先、20年先といった将来性ではなく、現在の職務能力や人間性で判断されてしまいます

歓迎されるスキルや経験が募集要項に記載されていますが、40代以降の転職では歓迎という意味合いではなく必須だと考えて臨んでください。

40代の転職においては、必要なスキルや知識があれば、入社後覚えていくというスタンスではなく、今から学び、入社時に間に合うようにするぐらいの意気込みが必要となってきます。

私自身、現在の介護の業界に飛び込んだ時には、面接前に下調べしてある程度の話題についていけるよう準備していきました。イヤらしい行動ですが、面接時には『 改正最新版介護報酬 』なる書籍を購入して持参する作戦を取りました。やらないよりかはマシ、絶対転職したいのであれば、多少のアピールはやむなしと考えてください。

40代転職者は「 在るべき自分 」をアピール

MAX85_burankodekodoku20140531_TP_V 40代以降の転職は何かを与えることで価値を出すことが重要

20代であれば、夢や理想を追いかけ、なりたい自分を目指すことができますが、40代以降の転職においては、やりたいことを追いかけるだけでは一向に転職活動が上手くいきません。

夢や理想ではなく現実を直視しなりたい自分ではなくあるべき自分を認識して転職活動を行うべきでしょう。

企業はより多くの利益を生むために、予算が許す限り新たな戦力になる人材を投入したいと考えます。

20代のアピールポイントである若さと将来性に打ち勝つために、40代以降の転職者は再現性のある即戦力としての在るべき自分を打ち出していく必要があります。

残り少ない限られた人生の中でできることは多くありません。40代から50代位の中高年世代は、企業の中で最も活躍できる時期であるため、夢や理想を追いかける転職ドリーマーとならずに、これまでの経験を十二分に生かして企業貢献できる自分を第一に考えるべきです。あなた自身の実践力をアピールして、応募先企業で生かせる在るべき自分を示すことができれば、採用したい人材にグッと近づきます。

40代からの転職者に対して、短期間で戦力になる人材を求める企業は多いです。「 できない 」「 無理だ 」というネガティブな回答や態度であれば、優秀な人材であっても採用を躊躇します、ウソはいけませんが、求められているのであれば、自己啓発してでも何とか応えたいという積極性を示すべきです。

転職は何かを与えることで価値を出すことが重要まとめ

40代以降の転職は何かを与えることで価値を出すことが重要についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
それでは、最後に今回の要点についてまとめておきます。

 MAX85_burankodekodoku20140531_TP_V 40代以降の転職は何かを与えることで価値を出すことが重要 「 やりたいこと 」から「 できること 」へ意識を向ける
 MAX85_burankodekodoku20140531_TP_V 40代以降の転職は何かを与えることで価値を出すことが重要 「 なりたい自分 」から「 なるべき自分 」を掲げるべき
   MAX85_burankodekodoku20140531_TP_V 40代以降の転職は何かを与えることで価値を出すことが重要   労働環境や将来性は自分が変えてやる!意気込みが必要
 MAX85_burankodekodoku20140531_TP_V 40代以降の転職は何かを与えることで価値を出すことが重要  40代は何かを与えられるのではなく与えることが必要

せっかく面接まで進めたのであれば、あの手この手でアピールしまくるべきです。恥もへったくれもありません。お礼状って手もシンプルで古典的ですが、誰もやらないので効果は抜群です!

40代以降の辛くて孤独な転職活動は、暗いトンネルのようなものだと考えています。一日でも早く、内定を勝ち取って穏やかな気持ちになりたいのは誰もが思うことですが、楽して転職できる職種になってしまうと後が大変だということを認識しておいてください。もし次職場で何かあった場合、戻れなくなってしまいますよ。肝に銘じておいてください。

転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤でした。

スポンサードリンク


MAX85_burankodekodoku20140531_TP_V 40代以降の転職は何かを与えることで価値を出すことが重要

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事