私はかつて倉庫作業員として製造業に従事。しかし、30代に入る少し前に腰痛を患ってしまい将来を悲観したんですね。普段から重量物を運搬するのが主なる業務であったため、定年まで作業員として従事するのはキツイなと思いましてね。

そこで考えたのが、「 手に職を付けて経理マンになること 」求人情報誌を見ていると、やたら経理のお仕事の求人数は多いじゃないですか!「 定年まで職には困らないよな 」なんて甘い気持ちで一杯でした。

そして、30代にしてブルーカラーからホワイトカラーへのキャリアチェンジを無謀にも実行してしまいました。

若かったからできたのでしょうね。大学では商学部で簿記は3級まで持っていましたし、酒屋のアルバイトで4年間帳簿を管理していましたから「 まぁキャリアはないけれど、経験はあるから何とかなるか 」程度の思いで転職に踏み切りました。

結果はもちろん惨敗。

経理としてのキャリアがない30代を雇ってくれる企業は皆無でしたね。

次に考え出したのが「 税理士資格を取れば、経験がなくても雇ってくれるだろう 」という何とも浅はかな考え。ほんまアホですよ15年前の私は。最初の1年は貯金を切り崩しつつ猛勉強。1日16時間以上勉強した日もありました。それでも1年目は1科目も受からず、惨めな気持ちでバイトに勤しみながら勉強を継続しました。

深夜の警備員、高速道路の料金徴収員、おかまバー、アダルトビデオ製造会社の事務員、ありとあらゆる怪しいバイトをこのころ経験してしまったわけです。

同時に、少しづつですが運が回ってくるようになってきます。ビデオ製造会社の事務員時代に経理ソフトを操作した経験したことから、経理として派遣社員や契約社員で雇ってくれる企業さんが現れ始めました。そして2年という長い月日が流れようとしていた頃、「 在庫管理ができて、パソコンに詳しくて、経理ソフトの操作ができる30代 」という条件の紹介予定派遣( 6か月後に正社員になれる派遣形態 )に見事合格することができてしまいました。

そこは関西では有名な某鉄鋼会社、それが前職との出会いでした。

前職では業績不振でリストラされるまで、総務経理職として10年間働いてきたわけなんですが、「 経理マンって経験がないとできない 」なんて世間では言われているけれど、誰でもできる仕事じゃないの?って今でも思っていますよ。何でこんなにプレミア感が溢れている職種なんでしょうか?本当、ずぶの素人の私でもやってこれたのですから。

会社の経営状態を包み隠さずチェックできる経理部。ベテラン経理ともなれば、自社の財務状況を分析して会社の問題点をあぶり出し、経営者に改善提案を行うことも可能です。そのため、経理部は出世コースであり、エリートが集まるとも言われています。そこで今回は、経理部と出世の関係性、より活躍する上で必要なスキルや資格などについて調べてみました。今後経理部への転職を考えている方や、現在経理部に所属している方で将来的には管理職などの出世の道を目指している方は、今後のキャリアの為に是非ご参考にしてみてください。

会社の数字を管理している経理部は、企業経営に欠かせない

経理部とは、会社のお金に関する業務を担当する部署のことです。会社の数字を管理している部署であるからこそ、信用のおける実力のある人が求められます。1円の誤差も許されない厳しさがあり、表舞台で活躍するというより縁の下の力持ちのようなポジションですが、健全な企業経営に欠かせない仕事を担当しており、やりがいを感じる部署です。

経理部に配属されたらエリートの証?

エリートしか入省することができない中央省庁のうち、最も入ることが難しいのは財務省です。一般企業で言えば、お金に関することを扱っている経理部のようなものでしょう。つまり、経理部に配属されるということは、将来的な出世を有望視されていると判断できます。ただし経理部の場合は、配属されるには特別な経験が必須というわけではなく、中には未経験の経理担当者を募集している会社があることも事実です。

経理部は将来出世する可能性がある部署ですが、ただ配属されただけではエリートの証とは言い切れないでしょう。経理部の仕事には、主に3つの種類があります。

1つ目は、データ分析や財務諸表の作成などの仕事をこなす過去のお金の流れを記録する仕事。
2つ目は、自社の経営状況の把握や業務改善の提案などを行う現在に関わりのある仕事。
3つ目は、資金管理業務、つまり会社の未来に関する財務の仕事です。

どれも大切な業務ですが、この内3つ目の財務の仕事を行うことができる実力があれば、経営者からも深く信頼されます。財務の仕事までできる人は正真正銘のエリートです。ただ、配属されたからエリートというわけではなく、こなせる仕事とそのパフォーマンスによってエリートかどうか判別されます。

経理部に転職できたら出世コースは確実?

未経験から経理部に転職する人もいます。前の項目で説明したとおり、ただ経理部所属になっただけでは、出世コース確実とは言い難いです。ただし、毎日の業務の中で実力を磨き、経理部の仕事の中でも難易度の高い仕事を行える力がつけば、出世に結びつきます。経理部への転職に成功したからと安心せず、財務の仕事もこなせるようにスキルを高めると出世が確かなものとなるでしょう。

また、ボードメンバーを目指すことも可能です。新人の頃は、上司や先輩に教えてもらって経理としての基礎を習得することが中心となりますが、キャリアを積み重ねて実力がついた後は、自社の経営状態を客観視してみると良いでしょう。しかし、活躍の場は自社だけとは限りません。経理部は会社の経営状態を考慮した上で自分の将来を考えて、身の振り方を考えることが肝心です。

出世するために必要なスキルや資格とは?

精度の高い仕事が要求される経理部の仕事で培うことができるスキルは多岐に渡りますが、出世をしたいなら、明確な目的意識を持ってスキルを高めることが効果的です。自分は何を目指しているのか、将来像を明確化することで身に付けたほうが良いスキルがよりはっきりとわかるようになります。例えば、経営陣を目指しているなら分析力やマーケティング力が必要です。部下に指示を出す立場になるとしても、最終判断は自ら行うことになりますから、経理や財務に関する広範かつ正確な知識も求められます。

目の前の仕事をただこなしているだけでは、スキルを伸ばすことは難しいです。目的を明確化し、日々の業務においてスキルアップを意識的に行うことが大切と言えるでしょう。さらに資格も持っておいたほうが、出世に結びつきやすいです。特におすすめの資格としては、日商簿記1級が挙げられます。知名度抜群で、経理業務で必要な知識がしっかりと身につきます。

日商簿記1級を取得できる実力があれば、実務上の知識面で困ることまずありません。さらに実務経験が組み合わされば、大企業への転職も可能となります。約500時間程度の勉強で取得できるので、合格を目指す価値がある資格です。

近年ではUSCPA(米国公認会計士)の取得もおすすめです。世界的にも有名な資格ですので、持っているとグローバルに活躍できる可能性が高まります。資格を持っていないと出世できないとは言い切れませんが、あれば有利と言えます。まだ持っていない方は、上記の2つから取得を目指してみることをおすすめします。

まとめ

会社にとって最も大切なお金にまつわる仕事を扱う経理部は、出世につながりやすい部署です。ただし、在籍していれば誰でも出世できるというわけではありません。経理部の仕事の中でも難易度と重要度の高い財務の仕事をこなせる実力を身につけることが肝心です。財務の仕事ができるようになると、経営陣からも深く信頼され、ボードメンバーになれる可能性が高くなります。実力を高めるためには、自分の目指す未来像を明確にし、意識的にスキルアップをはかると良いでしょう。

日商簿記1級やUSCPA(米国公認会計士)といった資格を取得することも効果的です。

2018年6月21日 財形新聞より引用

転職支援をする中で、「 40代で未経験でも経理職に就けますか? 」という質問を受けることがあります。ここは正直に言わせてもらいますが、「 40代で未経験では経理職として採用するメリットは一切ない 」ため絶望的だと考えます。

資格スクールやハローワークの職業訓練を受けてらっしゃる方がいるのですが、恐らく資格を取ったとしても無駄に終わるのではないかと考えています。それならば電気工事士やマンション管理士、管理業務主任者を取った方が遥かに就職に役立つと思います。

資格ビジネスの思惑にハマり間違った道を歩まないよう気を付けてくださいね。転職支援をしている斉藤でした。

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