40代に入って不確定な世の中で生き抜くため、危機感を持って転職活動で自分のキャリアアップを実現させようとする意気込みは確かに立派な行為です。しかしながら、その焦りは、あなたが「 転職神話 」に踊られているとしたらどうなんでしょうか?

マスコミやが報道する転職やインターネットで目にする情報は、必ずしも現実を正しくとらえていない一面が見受けられます。その結果「 転職をしなければ、自分のキャリアアップは実現しない 」と思い込んでしまう場合が実に多いのです。まさに「 神話 」そのものなのです。

40代以降の世代は賃金は上がりにくい傾向

TRTM1913_TP_V 転職しても上手くいかない40代の典型的な行動パターンとその対策

そのような考え方を持った状況では、いつになってもなんとなく転職神話に踊らされることになりかねません。転職するか、職場に残るかを決断するときは誰でも迷ってしまうのがほとんどだと私は考えます。しかし転職市場の全貌を知っておかないと、神話を信じてなんとなく転職しかねないでしょう。まずは、その実態を知ることから始めましょう。

日本の場合、アメリカやヨーロッパとは違って転職市場はそれほど活発ではなく新卒採用後、ずっと同じ会社にいる人の割合が多いと信じられてきました。しかし、株式会社リクルートエージェントが2009年12月に実施した第6回転職市場定点観測調査では20代後半から30代前半までに技術者ではないすべての職種でプロパー社員の比率は5割を下回っています。

つまり30代前半において、転職未経験者はマイナーな存在になってきていると報告されています。

一方で賃金について、もともと40代以上の年齢層では転職を取り巻く環境は厳しく、賃金は上がりにくいということはよく知られています。

しかしながら、厚生労働省の雇用動向調査によれば、30代の転職ですら賃金が下がる比率のほうが多いというのです。

20代では、さすがに賃金が上がる比率のほうが大きいのですが、それも3割を超えるくらいにすぎません。

これらの調査結果から、転職をすることが必ずしも賃金アップにつながるものではないことがうかがえます。

賃金以外にも転職に不利な材料があります。会社組織は勤続年数が長くなるほど、飛躍的に退職金、年金が増加するシステムを変更しよう努力してきました。しかし、社員の将来の受け取りへの期待感に配慮して制度を変更しきれない場合が多いのです。また、人材の引きとめ施策として、勤続年数が反映する要素をあえて残す場合も多いのです。

現代においては勤続期間が3年以上にならないと退職金は支給しない、というシステムになりつつある企業は珍しくありません。退職金、企業年金以外にも、有給休暇、勤続年数の要素が反映されている人事制度は未だ多く見受けられます。以上のことから、転職に不利な要因があるのですが、それだけでなく、人材紹介会社キャリアアドバイザーによれば転職を実行しようとする人に共通する失敗パターンが存在しているのが事実です。

理想を追い求め転職を繰り返す40代の共通点とは?

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それでは、青い鳥を追い求める40代の共通点は何なのでしょうか?なんとなく転職活動する人には、かいつまんで言えば芯がない。芯とは、言い換えるなら「 自分がやりたいこと 」「 自分ができること 」を指します。

芯がなければ、会社の選択基準はやりたいことが明確にあるわけではないので、必然的になんとなくになっています。

働いていて、今の会社にまったく不満がない人は、おそらく存在しないでしょう。何かしらの職場への不満となんとなく青い鳥を探したい気持ち「 転職神話 」を信じてキャリアアップの決め手は転職であると思い込んでしまうこと、この3つが結びついてしまうと、転職するか、会社に残るか、真剣に悩まないままに、転職活動へと進んでしまうことになるのです。

それでは、軸が明確にならない人たちに、人材紹介会社アドバイザー達はどのように対応しているのでしょうか?実は、驚くほど共通の対応をしているのです。「 現時点では、転職活動はいったん諦めて、まずは今の職場で成果をあげることに取り組んだほうがあなたのため 」と転職を諦めるよう説得するのです。40代からの転職において、人材紹介会社に門前払いを受ける多くの方はこの部類に入るのではないかと私は考えています。

40代になっても軸が明確でなければ転職は危険な行為

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本来、人材紹介会社アドバイザーにとって、求人にマッチングできる求職者の数は、多ければ多いほどいいはずです。それにもかかわらず、いったん転職活動を諦めろとアドバイスするわけですからいかに軸が明確でないことを人材紹介会社アドバイザーが問題視しているのかうかがえます。人材紹介会社アドバイザーにいったん転職活動を諦めろと言われたら、その後、その人たちはどうなるのでしょうか?

人材紹介会社アドバイザー達は、面談の時のやりとりから推測すると転職活動を継続した可能性が高いと思う、と共通して答えています。これは、面談時のアドバイスに、あまり納得した様子が見えなかったことによる推測です。

では、その人たちの転職は成立しないのでしょうか?

たとえば、転職サイト、ハローワークなどの経路では、求人企業が負担しなければならない転職時のコストは人材紹介会社ルートと比較してかなり低いものとなり、求職者を審査する条件もゆるくなる可能性がおおいにあります。また、若手になればなるほど、特に20代においては採用条件としての賃金が低くなることが、会社側として採用に積極的になる要素になりえます。

また着実に転職市場は拡大しています。

このような状況があいまって、転職できた可能性が高いと、人材紹介会社アドバイザーは考えています。

このように簡単に転職できてしまうことがかえって災いし、なんとなく転職を繰り返すことが典型的な負の連鎖です。

一旦、なんとなく転職回数が多い人と見なされた場合、転がるように採用選考では不利になっていきます。

上手くいかない40代の典型的な行動パターンとその対策まとめ

最後に要点をまとめておきますので、参考にしてください。

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TRTM1913_TP_V 転職しても上手くいかない40代の典型的な行動パターンとその対策 自分にやりたいことがないのに転職を繰り返す人達がいる
TRTM1913_TP_V 転職しても上手くいかない40代の典型的な行動パターンとその対策 なんとなく転職回数が多いとみなされたら、地獄が待っている

私自身、ジョブホッパーなのかな?と真剣に考えたことがあります。もし自覚症状があるのであれば、一度誰かに相談することをおススメしてます。

転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤でした。

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