当サイトの管理人をしております転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤です。

「 リストラされてしまってお先真っ暗だ 」「 何から始めれば良いのか分からない 」と嘆いておられる中高年は年々増えてきました。私も同じ経験をしたため痛いほど絶望感は理解できます。

忘れもしない2015年3月、私は勤めていた工場から業績悪化を理由に突然リストラされてしまいました。会社のために尽くしてきた40代・50代中高年50人達と共に、絶望を味わったのです。幸か不幸か我々にはアウトプレースメントが用意され、再就職先を探す場所は確保されましたが、肝心の再就職先の斡旋はというと本当に絶望的でした。

アウトプレースメントに頼りきった40代は転職に失敗する

アウトプレースメントの役割は、我々40代・50代の中高年を一人残らず一日でも早く再就職させることにあり、我々の希望に叶う再就職先を斡旋することではありませんでした。警備員、冷凍庫内での倉庫作業員、タクシーの運転手、不動産の営業マンと、順調に再就職先が決まっていくかに見えましたが、それらの職種に再就職したおっさん達は、一人また一人と試用期間内に出戻りしてきました。

それは何故か?この再就職は望んだものではなかったからなのです。私を除く49人は皆工員でした。そんな彼らが24時間待機の警備員やタクシーの運転手に適応できるはずもなかったのです。

一方で私は、超がつくほどの人気職種である総務人事職として10年間従事してきましたので、再就職先も総務職を希望していました。しかし、アウトプレースメントは「 転職歴が4回ある斉藤の総務職での再就職は不可能 」という結論を出したのです。

希望退職を募る会では散々「 総務職や人事職もたくさん求人があるし、我々には実績があります。安心してお任せください 」と説明を受けていたため、これでは全然話が違うじゃないかと失望したのです。アウトプレースメントに失望した我々には、妙な連帯感が生まれていました。

N811_unadarerusarari-man_TP_V4 40代が転職で失敗する前に自分の相場を知ることから始めませんか?

自分たちで考え行動し始めた40代中高年達の運命はいかに?

・転職サイトは、更新し続ければプライベートオファーが来る確率が上がる
・転職エージェントで門前払いされるが、登録拒否は法律違反である
・転職エージェントのキャリアカウンセラーは、相性が合わなければ変えてもらえる

こんな情報がLINEで行き来するようになっていきました。私も、総務職として採用を担当していましたので、どういうプロセスで採用され得るのか?過去に立ち返って整理し、情報共有しました。

・リクナビNEXTを代表とする転職サイト経由での応募は、フィルタリングが目的であるため、届かない
・転職エージェント経由での応募は、スーパーマン並みの経験やスキルが要求される
・ハローワーク経由の応募は、無料で求人掲載できるため零細、中小企業が多い
・直接応募してくる応募者がいたけれど、これは違反ではないのか?

N811_unadarerusarari-man_TP_V4 40代が転職で失敗する前に自分の相場を知ることから始めませんか?我々は、以上4つの手段に打って出ました。するとどうでしょう、今度は一人また一人と希望する企業、希望する職種で再就職していくではありませんか。

私自身、アウトプレースメントと転職エージェントのキャリアカウンセラーに「 転職歴が多すぎて総務職での再就職は絶対無理 」と突き放されましたが、1年間で4社から総務職として内定を勝ち取ることに成功しました。さらに、経理職や購買職を含めると合計8社から内定をもらった計算になります。

転職という一大イベントは、一生のうちにそうそう何度も起こりうるものではありません。40代からの転職市場においては、大学卒業後に入社したと仮定して、約40年弱の仕事人生の中で、2,3回というのが一般的です。それゆえに、転職に対する経験値がどうしても溜まりにくく、情報が不足してしまいます。

情報不足の主な原因は、需要と供給のバランスです。求人数が多く、求職者が少なければ、求職者にとって有利になりますし求職者が多く、求人数が少なければ、求人側が有利になります。当然のことなのですが、これを把握しているかどうかで、合否は大きく変わってきます。

40代からの転職支援をしていて、実際にありがちな需要と供給のバランス情報の不足は、大きく2通りあります。

40代転職での年齢による需要と供給の格差

「 30代で転職した時は内定を沢山もらえたが、40代で転職するときでも同じように内定をもらえるはずだ 」という読み違いです。この場合、30代での転職時の内定獲得率の実体験が、本人の記憶の中に実在するので、なかなか理解しづらいものです。30代と40代では同じ仕事内容、同じ給料、同じポジションを求めても、求人側から声がかかる確率はざっと見ても半分以下です。

30代のころであれば、これまでの自分の経験と今後の志望動機を伝えておけば、いくつかの会社からスムーズに内定をもらえていたかもしれません。しかし、40歳を超えると「 自分を雇うこととがいかに求人側の利益向上につながるのか? 」を強くアピールする必要があります。自分自身を高付加価値のある労働力として求人側にアピールしていく工夫が重要になるということです。

40代転職での職種による需要と供給の格差

いわゆる職種の人気度ということです。共通するのが、需要の絶対数が少なく、その職種を希望する求職者が多いことです。人気職種の場合は、1件の求人に対して求職者が100人を超えることも少なくありません。

事務系で言えば、人事、総務、経理、広報、商品企画などが人気の職種に該当します。営業系で言えば、ルートセールスや代理店交渉などが代表的でしょう。IT系で言えば、社内SEがそれにあたるのではないでしょうか?そのため、求職者側からすると、たった一つの求人に見えても求人側からすれば、100人からたった一人を選ぶこと、つまり採用に至る確率が極めて低い大激戦という結果になります。

そのため「 メーカーの広報の求人に絞って探しています 」という方には必ず第2希望の条件、できることならば第3希望までを視野に入れてもらうようにしています。

逆に不人気な職種の代表格が、不動産の営業マン、介護士、タクシーの運転手、バスやトラックの運転手が挙げられます。これらの職種は未経験でも簡単に転職することができますが、注意が必要です。

40代からの転職を考える際の準備として、自分が希望する求人の需要と供給の相場が今どうなっているのかを確認するために我々のような有料の転職支援サービスに相談したり、転職市場の動向調査などを検索して、できるだけ自分に合った正しい戦略を立てていただきたいと心から願っています。


40代転職で失敗する前に自分の相場を知ることから始めませんか?についてまとめてみました。
40代の転職は、20代・30代とは比べ物にならないぐらい厳しいことを自覚する必要があります。

・20代、30代に比べ、非常に厳しい転職活動を強いられる
・20代、30代と同じく、人事、総務、経理、広報、商品企画などの人気の職種には応募が集中する
・不動産の営業マン、介護士、タクシー・バス・トラックの運転手は不人気な傾向が続いている

しかしながら、正しい戦略と戦術さえ理解してしまえば、すんなりと内定をもらえてしまいます。「 転職に失敗したな 」と感じてしまう前に是非実行してみてください。

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